本記事想定者
- ESの書き方わからない…
- 研究始まったばかりでESの研究内容どう書く?
本記事はこんな方におすすめです。ぜひ読み進めてみてください。
理系学生にとって、エントリーシート(ES)の作成は一つの大きなハードルです。特に研究内容がまだ決まっていない場合や、始めたばかりで具体的な内容が書けない場合、どう記述すればよいか悩む方も多いでしょう。
本記事では、研究内容が決まっていない場合や進行中の研究について、効果的にESにまとめる方法を紹介します。
– この記事を書いている人–
- バイオ系大学修士卒
- 社会人1年目
- 現職:研究職
1.ESの基本構成
ESは以下の要素で構成されます。
- 自己紹介と志望動機
- 学業や研究内容
- 課外活動や実績
- 自己PR
本記事では、特に「学業や研究内容」の書き方に焦点を当てます。
自己PRについては下記記事も参考にしてみてくださいね。
2.研究内容が決まっていない場合の対応方法
- 興味分野の明示
- 研究へのアプローチ
- 今後の計画
研究内容が決まっていない場合でも、ESには研究に対する姿勢やアプローチを記述することが重要です。以下のポイントを押さえて書きましょう。
1. 興味分野の明示
まず、興味のある研究分野やテーマを明示します。その際考慮すると良い点は「興味のある分野=企業の事業 or 求めるスキルが培えるかどうか」です。
例えば、エネルギー業界に属する企業にエントリーする場合、以下のような興味分野の明示をすると良いでしょう。
「私はエネルギー工学に興味があり、特に再生可能エネルギーの効率的な利用方法について探求したいと考えています。」
他にも医薬品業界の企業へエントリーする際は「遺伝子工学や再生医療に興味があります…」など、企業が実施する事業とのマッチを意識しながら記載しましょう。
あなたがまだ研究が進められていない段階でも、上記を意識すれば熱意が伝わる良いESとなるぞ。
2.2. 研究へのアプローチ
2点目のポイントは「研究に対するアプローチや方法論を簡潔に説明する」です。具体的には以下の通り。
「現在、関連文献の調査と基礎データの収集を行い、最適な研究テーマを選定中です。」
まだ具体的な研究へのアプローチについて把握できていない人は、指導していただいている先生もしくは先輩に教えてもらいましょう。
2.3. 今後の計画
3つ目のポイントは「今後の研究計画や目標を記述する」ことです。
「今後は、風力発電の効率向上をテーマに設定し、実験とシミュレーションを通じて具体的な改善策を探る予定です。」
3.研究内容の具体的な書き方と例文
研究内容を書く際には、以下のステップを踏むと効果的です。
- 研究テーマの明示
- 研究背景と目的
- 研究の進め方と方法
- 研究の意義と成果
1. 研究テーマの明示
この項目ではあなたが行う研究内容を簡潔に一言でまとめましょう。
「私の研究テーマは『再生可能エネルギーを用いた効率的な電力供給システムの開発』です。」
例文のように、「私の研究テーマは『〇〇』です。」の型を用いよう。
2. 研究背景と目的
「現在、地球温暖化が進行しており、持続可能なエネルギー源の開発が急務となっています。この研究では、再生可能エネルギーの効率的な利用方法を探求し、環境負荷の軽減を目指しています。」
3. 研究の進め方と方法
「現在、風力発電の効率向上を目指し、風車の設計とその最適化について研究を行っています。数値シミュレーションを用いて、様々な風況下での発電効率を比較分析しています。」
4. 研究の意義と成果
「この研究により、風力発電の効率が10%向上することが期待されます。これにより、再生可能エネルギーの普及が進み、CO2排出量の削減に貢献できると考えています。」
4.200字で書く研究内容の例文
例文1:研究内容が決まっている場合
風力発電の効率向上を目指し、風車の設計とその最適化について数値シミュレーションを用いて研究を行っています。」
例文2:研究内容がまだ決まっていない場合
「私はエネルギー工学に興味があり、再生可能エネルギーの効率的な利用方法について探求したいと考えています。現在、関連文献の調査と基礎データの収集を行い、最適な研究テーマを選定中です。今後は風力発電の効率向上をテーマに設定し、具体的な改善策を探る予定です。」
5.研究の意義と将来性の説明方法
研究の意義や将来性を述べる際には、以下のポイントを押さえると効果的です。
- 社会的な影響:研究が社会に与えるポジティブな影響を強調します。
- 将来的な展望:研究が将来どのように発展し得るか、具体的なビジョンを示します。
「将来的には、この研究で得られた知見を基に、他の再生可能エネルギー源にも応用可能な新しい技術開発を目指しています。」
7.よくある質問(FAQ)
- 研究がまだ初期段階の場合、何を書けばいいですか?
研究の背景や目的、今後の展望について詳しく書くことで、研究の方向性や意欲を伝えることができます。
- 研究成果がまだ出ていない場合はどうすればいいですか?
現在の進捗状況や今後の計画について具体的に記述し、研究の将来性を示しましょう。
6.まとめ
ESにおいて研究内容を効果的に伝えるためには、研究テーマの明確化、背景・目的の説明、具体的な方法論、意義・成果の提示が重要です。これらのポイントを押さえることで、採用担当者に対して自分の研究に対する熱意と将来性を伝えることができます。