本記事想定者
- 研究室配属に落ちてしまったけど今後大丈夫?
- 研究室配属に落ちてしまった際の対策と今後の進路アドバイスが欲しい。
本記事はこういったお悩みを解決します。
「研究室配属に落ちてしまった…」「希望の研究室じゃないから今後が心配…」研究室の配属に落ちてしまうと、こういった感情を抱えてしまいますよね。
結論として、研究室配属に落ちてしまうことは全くもって問題ないです。事実僕は、希望研究室の配属が叶いませんでいたが満足いく研究室ライフを送ることができました。
この記事では、研究室配属に失敗した後に考慮すべき3つの選択肢を、経験者の視点から紹介します。「大学院進学を利用して希望の研究室を目指す」「就職活動を本格スタートさせる」「現在の研究室で全力で研究に取り組む」という3つの方向性をしっかり理解し、前向きに次のステップを踏んでいきましょう。
– この記事を書いている人–
こつ ( X:@kotsublog )
- バイオ系大学修士卒
- 現職:研究職
- 社会人1年目
研究室配属になぜ落ちた?
結論、研究室配属に落ちた理由は1つではないことが多いです。
あなたの「成績が悪かったから…」と落ち込んでいる方もいるかもしれませんが、経験上そんなことはありません。
研究室配属に落ちた考えられる理由
- 成績(GPT)が及ばなかった
- 大学のシステム的問題
もちろん成績(GPT)が指標になるのは確かです。とはいえ、それだけが要因ではありません。経験上、大学特有のシステムによるものも考えられます。
僕の大学では、やりたい分野の研究室が他学科の研究室であったこともあり本来よりも枠が少なく、配属が叶わなかった経験があります。
研究室配属に落ちてしまう理由として成績ももちろんありますが、その大学特有のシステムによるものも考えられる。
研究室配属に落ちても全く問題ない話【経験談】
僕自身、第一希望の研究室への配属が叶いませんでしたが結果論全く問題なかったです。
なぜなら、実際配属した研究室で全力で研究を取り組む中で、技術力や思考力など研究者として様々な姿勢を学ことができたから。
もちろん研究室配属において、「興味のある分野」は大事ですが研究者としてスキルアップする点で見れば、配属した研究室で努力することこそが将来につながります。
研究室配属に落ちても全く問題ない。配属された研究室であなた自身がどれだけ努力できるかが将来につながる。
【⇨ 希望の研究室でなくても、配属された研究室で頑張れば良い。】
研究室選びのポイント
希望の研究室に配属されなかった場合、ランダムでの配属もしくは配属可能な研究室の選択する場合があるかと思います。その際に考慮する研究室選びのポイントをあげると以下の通り。
- 研究内容の興味度
- 研究室の環境:人数やコアタイムなど
- 研究室の雰囲気:教授や先輩とのコミュニケーションのしやすさ
単に興味がある分野だけでなく、環境や雰囲気をしっかり把握して選択することが重要です。
なぜなら、スキルアップできる環境かどうか、また楽しく研究室ライフをおくれるかどうかは研究室に在籍していく上でかなり重要だからです。
具体的な例として、「細胞を扱える研究室なのか」や「教授としっかりディスカッションできるか」、「拘束時間は自分ん意図って理想なのか」などが挙げられるます。
• 内部リンク案:「自分に合った研究室を選ぶためのポイント」
研究室配属に落ちた後の対策
- 大学院進学を利用して希望の研究室を目指す
- 就職活動を本格スタートさせる
- 所属研究室で全力で研究に取り組む
研究職に就きたい方 ⇨ ①, ③へ
その他職種を目指す方⇨ ②へ
① 大学院進学を利用して希望の研究室を目指す
大学院進学を利用することで、希望する研究室に再挑戦することも可能です。
大学院は、学部時代とは異なり、より深い専門知識を学び、研究に集中できる環境が整っています。また、希望する研究室に再度アプローチすることができるため、学部時代の失敗を挽回するチャンスです。
大学院進学を考える際は、まず自分の研究テーマや興味をしっかりと見極め、その上で教授との面談を行い、研究室の雰囲気や方向性が自分に合うかを確認しましょう。大学院進学はただの「逃げ」ではなく、自分の研究をさらに深めるチャンスと捉えることが大切です。
大学院進学のメリットとデメリット
- 専門性の向上
- 技術者としてのキャリアの広がり
- 学費や生活費の負担が大きい
- 学部卒に比べて就職が遅れる
他にも学生期間が延長されるという点で、挑戦できる時間が増えることも魅力的です。具体的には「自動車免許」を取得するなどが挙げられるでしょう。
【大学生必見!】免許を取るべきか?いつ取るのがベスト?おすすめ時期3選
大学院:内部進学 vs 外部進学
内部進学の魅力
- 環境変化がない
- 推薦進学も可能
- 学部時代の研究を継続できる
外部進学の魅力
- 学歴ロンダリング
- 安価な大学院の選択が可能
- 興味のある研究室を選択可能
経験上、個人的な選択基準は「修士卒で就職するかしないか」「博士に行くか行かないか」が重要なポイントだと感じます。詳しくは下記記事にて解説しています。
• 内部リンク案:「大学院進学は内部?外部?両者の選択基準と魅力を解説」 Coming Soon…
② 就職活動を本格スタートさせる
研究室配属に落ちた後は、早めに就職活動をスタートさせることも賢明です。
研究室に所属していない場合、学生生活の延長ではなく、社会に出る準備を始めることで、早い段階で就職市場に適応することができます。特に、企業はスキルや実績を重視するため、研究以外の活動やアルバイト経験も活かすことができるでしょう。
希望する職種によっては、インターンシップやボランティア活動、アルバイトなどで実務経験を積むことで、就職活動でのアドバンテージを作ることができるでしょう。
早めに就職活動を開始し、企業や業界の情報を収集し、自分の強みをしっかりとアピールできるよう準備を進めましょう。就職活動の時期や流れを把握することで、焦らず計画的に行動することが可能です。
早めに始める就職活動のメリット
- 早い段階で実務経験が積める
学部卒での就職メリットは社会にいち早く出て経験を積めることができるのが大きなメリットになるでしょう。専門性を必要としない職種を志望する場合はいち早く就職することは魅力的です。
③ 所属研究室で全力で研究に取り組む
現在の研究室での研究に全力を尽くすことは、今後の進路にも大いに役立ちます。
研究室配属に落ちたからこそ、今所属している研究室での研究を深めることが、自分のスキルや知識を高め、次のチャンスに繋がる可能性が高いです。研究に没頭することで、成果が出ればその経験が評価され、大学院進学や就職活動にもプラスになります。
研究室での研究をさらに深め、成果を出すことで、今後の選択肢を広げましょう。また、教授や先輩とのコミュニケーションを大切にし、研究におけるフィードバックを積極的に受け入れることで、研究活動に対する理解が深まります。
まとめ:研究室配属に落ちても、前向きなステップを踏もう
研究室配属に落ちてしまうことは全くもって問題ないことです。落ちてしまう理由は、成績要因のみならず大学のシステム的も関わります。
「研究職に就きたいから進学しよう」といった将来のビジョンを明確にし、進学するのか就職するのか前向きなステップを踏んでいきましょう。
研究室配属は人生の1つのステップに過ぎません。経験上。そのステップこそ楽しみつつ前を向くことで、明るい未来が切り開かれますよ。