研究職の派遣は本当にやばい?現職が語る真実とメリット

本記事想定者

  • 研究職における派遣という働き方はやばいのか?
  • 派遣研究職に適しているのはどんな人?
  • 研究派遣の業務内容が知りたい。

本記事はこういったお悩みを解決します。

研究職における派遣という働き方は、一部で『やばい』とされることがありますが、必ずしもそうとは限りません。むしろ、うまく活用すればキャリア形成において有効な選択肢となり得るのです。

実際に私は正社員型派遣の会社に就職し、現在研究員として働いています。この記事では、研究職の派遣がやばくない理由と、そのポテンシャルについて詳しく解説します。

この記事を書いている人

  • バイオ系大学修士卒
  • 正社員型派遣会社に就職
  • 現職:研究職
  • 社会人1年目
目次

『研究派遣』はやばい?【結論、メリットが多くやばくないです】

研究職における派遣は「やばい」と思われがちですが、実際には多くのメリットが多く具体的には以下の通りです。

  • 多様な経験を積める
  • 柔軟に働き方を変えることができる
  • 働きながら多様なキャリアステップを歩める

これらメリットの中には正社員の研究職では得られないものも。以下詳しく解説していきます。

① 多様な経験を積める

派遣として働くことで、通常の正社員では得られにくい多様な経験を積むことが可能です。異なる企業や研究機関でのプロジェクトに携わる機会が多く、各分野での知識やスキルを広げることができます。具体的には以下のようなプラン・経験が挙げられます。

医薬品業界・研究(3年) ⇨ 食品業界・研究(3年) ⇨ 食品業界・品質管理(3年)

また、異なる研究チームや文化に触れることで、柔軟な思考力や適応力が養われ、研究者としての成長に大きく貢献します。これらの経験は、長期的なキャリアにおいて非常に価値があり、将来的な転職やキャリアアップにおいて強力な武器となるでしょう。

② 柔軟に働き方を変えることができる

派遣の最大の魅力の一つは、柔軟な働き方が可能である点です。派遣契約により、特定の期間だけ働くことができるため、ライフステージや個々の状況に応じた働き方が実現できます。具体的には以下のようなプラン・経験が挙げられます。

神奈川勤務 (3年) ⇨ ..産休.. ⇨ 復職:東京勤務 (3年)

異なる環境で働くことで、マンネリ化を防ぎ、常に新しい刺激を受けながらキャリアを築くことができます。この柔軟性は、家庭やプライベートと仕事を両立させたい方にとって大きなメリットであり、自己管理能力の向上にもつながります。

派遣型就業だからこそ、結婚や産休などに合わせて働き方を柔軟に変えることが可能です。正社員だと勤務地が選択できなかったりするため、非常に魅力的なポイントとなります。

③ 働きながら多様なキャリアステップを歩める

  • 派遣就業を継続する
  • 就業先から正社員のオファーを受ける機会も
  • 派遣会社の内勤として勤務・職種の変更も可能

会社によりますが、具体的にはこのようなキャリアステップの種類が挙げられます。大学卒業時や新卒の段階ではキャリアに対する明確な目標が見えてこないからこそ、働きながらキャリアを考えられるのは魅力です。

『やばい』とされる側面の真実:派遣就業のデメリット

研究職の派遣が「やばい」とされる側面には、 ”キャリアの不安定さ” “賃金・待遇 ” が挙げられかと思います。しかし、このリスクは対策可能です。

デメリット①:キャリアの不安定さとその克服方法

派遣におけるキャリアの不安定さはよく指摘される問題ですが、適切な対策を講じることで克服可能です。具体的には以下3点です。

  • 自身のスキルや実績を積極的にアピールし、派遣先での信頼を築く
  • 最適なタイミングで新たな派遣先や正社員への転換を考える
  • スキルアップのための自己投資 ⇨ 市場価値の高い研究者としての地位を確立を目指す

デメリット②:賃金や待遇の実際と交渉の重要性

派遣で働く場合、賃金や待遇が正社員に比べて劣ることがありますが、これは交渉次第と現場の勤務評価で改善可能です。契約時にしっかりと自分の希望を伝え、賃金や福利厚生についての詳細を確認することが重要です。

就業先での勤務は評価されることが大半であり、評価が向上すれば派遣単価UPにつながり賃金も上がっていきます。

また、複数の派遣先と比較し、最も条件の良いものを選ぶことで、自身の生活水準を維持することができます。派遣であっても、自分の市場価値を理解し、それに見合った待遇を求めることが、長期的なキャリア成功につながるでしょう。

成功事例: 派遣からキャリアを築いた人々

実際に研究職の派遣として働き、成功を収めた人々も多く存在します。実際に私が勤める派遣会社の入社式でお話ししていただいた先輩社員の方は、派遣就業を5年継続し正社員としてキャリアを歩まれていました。

【個人的なお話】派遣研究者になって後悔は全くありません

  • 多様な業界を歩める
  • 多様なスキルを積める
  • 個人的に環境の変化を好む
  • 派遣会社は引越しフォローが手厚い

理由は上記の通りです。多様な業界を歩みスキルを積めることはもちろん、個人的に新しい環境に身を置くことが刺激的で好むので派遣型はピッタリでした。

また派遣の魅力は引越しや社宅といったフォローが手厚いことです。住宅補助など平均的に高い傾向にあると感じます。

一人暮らしの方にとって、引越し予算の準備はかなり苦労しますよね。そこに関してフォローが手厚いところは非常に魅力的なポイントです。

派遣研究職が適している人とは?

研究職の派遣は、特に多様な経験を求める人や、柔軟な働き方を望む人に適しています。異なる分野の研究に短期間で携わることができるため、幅広いスキルを身につけたいと考える方にとって、派遣は絶好の選択肢です。また、ライフステージに合わせて働き方を調整したい方にとっても、派遣の柔軟性は大きなメリットとなります。さらに、新しい環境でチャレンジする意欲がある人には、派遣を通じて多様なチャンスをつかむことができるでしょう。

どのような人に派遣が向いているか

結論、多様な経験を積みたい方だと思います。具体的には、異なる研究分野に興味を持ち、自分の専門分野を広げたいと考えている人にとって、派遣は理想的な選択肢です。

また、新しい環境での挑戦を楽しむタイプの人や、自分の能力を様々なプロジェクトで試したいと考える人にも適しています。派遣は固定された環境よりも変化を好む人にとって、刺激的で成長の機会を提供する働き方です。

派遣でなく正社員として働く方が向いている人

  • 環境変化少ない方が良い人
  • 会社の成長や業績に深く関わりたい人
  • 裁量があり、責任のある仕事を任されたい人

一方で、派遣ではなく正社員として働きたい方の特徴としては上記の方になるかなと思います。任されるの仕事の責任性や昇格というのは、働き続ける正社員でないと経験できないことだと感じます。

結論: 研究職の派遣は有益な選択肢か?

結論として、研究職の派遣は「やばい」どころか、キャリア形成において有益な選択肢となり得ます。確かにリスクは伴いますが、そのリスクを理解し、適切に対処することで、派遣は多様な経験を積むための貴重な機会となります。

長期的なキャリアパスを見据えた上で、派遣を一時的なステップとして活用することで、将来的なキャリアの成功につなげることが可能です。したがって、自分の目標に合った働き方として、研究職の派遣を前向きに検討してみる価値は十分にあります。

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