本記事想定者
- 理系大学院生はインターンにいつ行くべきなの?
- 理系大学院生就活スケジュールが知りたい。
本記事はこういったお悩みを解決します。
大学院在学中で、研究も忙しくてインターンに行く機会を作れない。。そもそもインターンに行くべきなのか、大切なのでしょうか。。
就活と研究の両立は大変ですよね…。僕も苦労しました。。ですが結論、インターンは重要です!僕のリアルなスケジュールも紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
インターンシップは、実務経験を積む貴重な機会であり、キャリア構築の第一歩です。本記事では、理系大学院生が知っておくべき就活の流れとインターンの効果的な進め方を紹介します。
– この記事を書いている人–
こつ ( X:@kotsublog )
- バイオ系大学修士卒
- 現職:研究職
- 社会人1年目
理系大学院生の就活|研究と並行する難しさと早期化の現実
理系大学院生の就職活動は、研究や学業と同時に進めるため非常にタイトです。特に近年では、インターンや本選考が早期化しているため、修士1年の春から準備を始めることが一般的になっています。早めに動くことで、競争が激化する中でも有利なポジションを取ることが可能です。
僕も就活と研究との両立を経験しましたが、かなり苦労しました。。早期化の背景には企業側に実情が大きく影響しています。
就活の早期化が進む背景とは?
企業が理系大学院生の能力を早い段階で見極めるため、インターンや選考が早期化しています。これは、企業側が即戦力を求める傾向が強まっているためであり、就活のスケジュールが以前よりもタイトになっていることを意味します。そのため、研究の進行を見据えた計画的なスケジュール管理が重要です。
理系大学院生の就活スケジュール|いつから始めるべきか?
理系大学院生がスムーズに就活を進めるためには、各段階で何をすべきかを把握しておくことが鍵となります。
修士1年生の春から始める就活準備
修士1年生は、春の時点で自己分析や企業研究をスタートしましょう。6月頃には夏のインターンに向けてエントリーすることで、キャリアの第一歩を踏み出せます。秋・冬にもインターンの機会が多いため、この期間にも応募を検討すると選択肢が広がります。
博士課程の学生は2年目の夏からの準備が理想的
博士課程の場合、2年目の夏ごろから就活を本格的に始めることが一般的です。研究に加え、キャリアの選択肢を広げるためのインターンシップ参加も検討しましょう。特に博士課程の場合は、専門知識を活かせる企業とのマッチングが重要です。
【リアルです】大学院時代の僕の就活スケジュール
- 修士1年 4月:自己分析、企業研究
⇨大学のキャリアセンターが開催した就活準備セミナーを期に就活開始
▼ - 修士1年 6月:初めてのインターンシップへの応募・選考(落ちまくりました。。。)
▼ - 修士1年 9月:初めてのインターンシップ参加
▼ - 修士1年 12~:本選考のES準備、面接対策 etc…
僕が振り返って思う理想のスケジューリングと今後の動向
僕が振り返って思う大切なポイントをまとめます。
- 大学時代:自己分析・企業研究
- 修士1年①:インターンシップ、早期選考への参加
- 修士1年②:オファー型の就活サイトへの登録
- 修士2年:内定をもらいつつ、幅広い業界の選考を受けておく
就活をする上で意識すべき大切なポイント
理系大学院生が就活で注意すべきポイント|失敗しがちな要因とは
就活でつまずきやすい要因を理解し、失敗を防ぐための対策を講じることが重要です。考えられる要因は大きく2つです。
要因1: インターン参加の準備不足
インターンシップに参加するためには、事前の自己分析やスキルの整理が不可欠です。参加が決まってから準備を始めるのではなく、早い段階でインターンに参加する意義や自身の目標を明確にしておきましょう。
要因2: 視野を広げず、選択肢を限定する
研究テーマに固執するあまり、同じ分野の企業に絞り込むと就活が難航することがあります。関連分野や異業種も視野に入れることで、新たなキャリアパスを見つけられる可能性が広がります。
僕も最初は絞り込んでいました…。研究職志望でも医薬品や食品、化粧品など様々な業界を視野に入れましょう。もちろん、品質管理など職種の視野を広げるのも個人的におすすめです!
理系大学院生のための効率的な就活進行のコツ
限られた時間で就活を成功させるために、以下のポイントを押さえて効率的に進めましょう。
- (1). 就活の早期準備が成功へのカギ
- (2). 大学院生としての強みを明確にする
- (3). 自己分析と企業研究の徹底
- (4). 異業種も含めた幅広い企業研究
- (5). 就活情報サイトや逆求人サービスの活用
(1). 就活の早期準備が成功へのカギ
インターンの応募や面接対策は、できるだけ早い段階から取り組むことが大切です。特に研究活動と並行して進めるには計画的なスケジュールが不可欠で、時間の使い方を工夫することで効果的な活動が可能です。
(2). 大学院生としての強みを明確にする
研究活動で得た問題解決力や専門知識をアピールできるのは大学院生の強みです。応募書類や面接では、研究内容をわかりやすく説明し、企業が求める人材像にマッチしていることを示しましょう。
(3). 自己分析と企業研究の徹底
就活を成功させるには、自己分析と企業研究が不可欠です。自分の興味やスキルを理解し、業界や企業の動向を把握することで、志望動機が具体的に伝えられ、採用担当者の印象に残る面接が実現します。
(4). 異業種も含めた幅広い企業研究
理系大学院生には、高度な専門知識が求められる企業だけでなく、多様な業界からも関心を寄せられています。自分の専門を超えた企業も視野に入れ、選択肢を広げることでキャリアの可能性が広がります。
(5). 就活情報サイトや逆求人サービスの活用
就活サイトや逆求人サービスを活用することで、効率的に情報を得られると同時に、自分に合った企業とのマッチングが図れます。特に、理系向けの就職サイトや逆求人サイトは、企業側からのアプローチを得やすく、自分では気づかなかったキャリアの可能性を見出せます。
就活と研究の両立|理系院生のタイムマネジメントが成功を左右する
理系大学院生は、就活と研究活動を同時に進めなければならないため、時間管理が非常に重要です。優先順位を明確にし、日々のスケジュールを工夫することで、無理なく両立が可能です。
例えば、1日の時間を「研究」「就活」「休息」に分けることでバランスが取れます。
まとめ|理系大学院生の就活成功には早期準備と効率的な進行が重要
理系大学院生にとって、就活の早期開始とインターンの活用は、研究と両立しながらスムーズにキャリアを築くための重要な要素です。自己分析や企業研究を怠らず、計画的に行動することで、自分に合ったキャリアパスを見つけやすくなります。長期的な視点で研究活動とのバランスを考えながら、理想のキャリアを実現しましょう。
よくある質問
- 理系大学院生はインターンに参加するメリットは?
理系大学院生にとってインターンに参加するメリットは多くあります。まず、実際の職場環境や業務内容を体験することで、研究以外の実務に対する理解を深めることができます。また、企業とのネットワークを構築できるため、就職活動で有利になることもあります。さらに、インターンでの経験は自己PRや志望動機にも活かしやすく、面接などで説得力のあるアピールができるようになります。研究活動と並行しながらも実践的なスキルを磨けるため、非常に貴重な機会です。
- インターンに参加せず就活を進めることは可能ですか?
インターンに参加しなくても就職活動を進めることは可能です。ただし、インターンに参加している学生と比べると、実務経験をアピールする機会が少なくなるため、自己PRや志望動機の準備に工夫が必要になります。また、インターンに参加することで企業の業務内容や職場の雰囲気を事前に把握できるため、入社後のミスマッチを防ぎやすいといったメリットもあります。インターンを通じた学びや人脈が役立つことも多いので、時間が許す限り検討するのがおすすめです。
- 理系大学院生の平均年収はどれくらいですか?
理系大学院生の初任給は、学部卒と比べて少し高い傾向があります。厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」によると、理系修士卒の平均年収は約500万円前後、博士卒になると550万円以上になることが多いです。年収は、職種や業界、地域によっても異なるため、就職を希望する業界や企業の給与水準を事前に調べておくと良いでしょう。