理系学生必見!インターンシップに行くべき理由と成功するための秘訣

本記事想定者

  • 理系学生はインターンシップに行くべき?
  • 理系学生がインターンシップに行くメリット・デメリットが知りたい。

本記事はこういったお悩みを解決します。

この記事では理系学生がインターンシップに参加するメリットや実際に行くべきかどうかを考える際のポイントを私の実体験も含め詳しく解説します。

結論、インターンシップは参加するメリットはたくさんあります。先にお伝えすると以下の通り。

理系学生がインターンシップに行くべきな理由
  • 実務経験の獲得
  • 学んだ理論の実践応用
  • 自己PRや志望動機に活かせるエピソードの作成
  • 人脈の形成

※ とはいえ、間違ったインターンシッププログラムを選択すると時間浪費となってしまいます。

本記事では、上記理系学生がインターンに行くべき理由の解説、正しいインターンシッププログラムの選択について私の体験談も含め解説します。

この記事を書いている人

  • バイオ系大学修士卒
  • インターンに10社以上参加
  • 社会人1年目
  • 現職:研究職
目次

インターンシップの基本情報

インターンシップの定義と種類

インターンシップとは、学生が企業や研究機関で一定期間働きながら実務経験を積むプログラムのことです。種類は大きく2つ。

  • 短期インターンシップ:1日, 2~3日, 1週間~1か月程度
  • 長期インターンシップ:数か月~1年以上

また、業界によってもインターンシップの内容や目的が異なります。

例えば、IT業界ではプログラミングやシステム開発の実務が中心となり、製造業では製品開発や品質管理の業務が主な内容です。インターンシップの種類や期間、業界による違いを理解することで、自分に合ったインターンシップを選ぶことができます。

理系学生に特化したインターンシップの特徴

理系学生向けのインターンシップは、専門的な知識や技術を活かせる実務経験を提供することが特徴です。

  • バイオテクノロジー分野 → 実験や研究プロジェクト
  • エンジニアリング分野 → 設計や開発のプロジェクト

また、理系インターンシップでは、大学で学んだ理論を実際の仕事でどのように応用するかを学ぶことができ、実践的なスキルを身につけることができます。

さらに、企業の研究開発部門や技術部門で働くことで、将来のキャリアパスを具体的にイメージできるようになります。理系学生にとって、専門性を高めるための貴重な機会となるのが理系インターンシップです。

インターンシップの応募方法と選考プロセス

  • 自分の興味やキャリア目標に合った”企業/プログラム”を見つける
  • 書類選考(履歴書/志望動機書の提出)
  • 面接選考
  • インターンシップ参加

インターンシップに応募する際には、まず自分の興味やキャリア目標に合った企業やプログラムを見つけることが重要です。企業のウェブサイトや就職支援サイト、大学のキャリアセンターなどを活用して情報を収集しましょう。

応募方法としては、通常、履歴書や志望動機書を提出し、その後、書類選考を通過すると面接が行われます。面接では、自己PRや志望動機、専門的な知識やスキルについて問われることが多いです。

理系のインターンシップでは、特に技術的な質問やこれまでの研究・プロジェクト経験について詳しく聞かれることがあるので、しっかりと準備をして臨むことが大切です。

インターンシップに参加するための準備と心構え

  • 目標や期待する成果を明確にする
  • 自身の強みや過去の経験を効果的に伝えられるようする
  • 参加するインターンシップの企業研究
  • インターンシップへの意欲と前向きな姿勢を表現する

特に企業研究は個人的に重要だと感じます。企業の強み”をしっかり把握し「それを学びたい!」という意志を書類および面接で表現することがポイントです。具体的には以下の通り。

加速的に次々と新規事業に取り組まれている” そんな貴社のインターンシップに参加することで、新規事業をスタートする上でのノウハウやアイデア創出の過程を学びたいです。その上で貴社が求める人物像である”挑戦欲の高い人”に成長できる機会にしたいと思います。

企業の強みを明確に押し出し、それに向かって学び成長する姿勢を示しましょう。

理系学生がインターンシップに参加するメリット

  • 実務経験の獲得
  • 学んだ理論の実践応用
  • 自己PRや志望動機に活かせるエピソードの作成
  • 人脈の形成

以下1ずつ解説していきます。

① 実務経験の獲得

理系学生がインターンシップに参加する大きなメリットの一つは、実務経験を積むことができる点です。大学で学ぶ理論や技術を実際の職場で応用することで、理解が深まり、新たな発見や学びが得られます。

例えば、工学分野の学生であれば、設計や開発のプロジェクトに参加し、実際の製品やシステムの構築プロセスを体験できます。

実務経験を積むことで、自分の専門知識やスキルが実際の仕事でどのように役立つかを具体的に知ることができ、就職活動の際に自信を持ってアピールできる材料となります。

② 学んだ理論の実践応用

インターンシップに参加することで、大学で学んだ理論を実際の職場でどのように活用するかを体験することができます。理系のカリキュラムは理論的な内容が多く、実践的な応用の機会が限られているため魅力的です。

例えば、化学専攻の学生が製薬会社のインターンシップに参加し、新薬の開発プロセスに関わることで、教科書だけでは得られない実践的な知識を習得できます。このような経験は、学んだ理論を深く理解する助けとなり、将来の研究や仕事においても大いに役立ちます。

③ 自己PRや志望動機に活かせるエピソードの作成

インターンシップでの経験は、就職活動において非常に有用な自己PRや志望動機のエピソードとして活用できます。実際に企業で働いた経験や、具体的なプロジェクトでの成果を話すことで、面接官に対して強い印象を与えることができます。

例えば、ある理系学生がIT企業でのインターンシップで新しいシステムの開発に携わり、そのプロジェクトを成功に導いた経験を持っていれば、面接で「問題解決能力」や「リーダーシップ」を具体的にアピールできます。こうしたエピソードは、他の応募者との差別化を図る上で大きな武器となります。

インターンシップで得た能力や成長が、本選考のアピールポイントになるのが最大の魅力です!

人脈の形成

インターンシップを通じて、将来のキャリアに役立つ人脈を形成することができます。企業で働くことで、同僚や上司、他のインターン生とネットワークを築くことができ、これが将来的に貴重な情報源やサポートとなることがあります。

例えば、インターンシップ先で知り合った上司が、後に就職活動の際に推薦状を書いてくれたり、転職の際に新たな職場を紹介してくれたりすることもあります。特に理系分野では、研究や開発に関する情報交換が重要であり、インターンシップで築いた人脈が大きな財産となります。

就活は実は個人競技ではなく団体競技です。インターンシップを通して ”就活仲間” を増やすことで、情報共有の機会を増やす機会にしましょう。

インターンシップが就職活動に与える影響

結論、インターンシップへの参加は本選考を有利に進めることができます。

インターンシップ経験が評価される理由

インターンシップ経験が評価される理由は、実務経験を通じて学生が実際の職場環境に適応し、即戦力として期待できるからです。

特に理系の分野では、専門的な技術や知識が求められるため、実際に企業でそのスキルを活かした経験は大きな強みとなります。さらに、インターンシップでの実績は、学生が積極的に学び、自分のキャリアを真剣に考えている証拠として捉えられます。

例えば、データサイエンスのインターンシップで新しいアルゴリズムを開発し、データ分析の精度を向上させた経験は、学生の能力と意欲を強く示すものです。

実際にインターンシップ経験があることで内定率が上がるデータ紹介

多くの調査やデータが、インターンシップ経験がある学生は内定率が高いことを示しています。

日本のリクルートキャリアの調査によれば、インターンシップ経験者の内定率は未経験者に比べて約20%高いことが分かっています。さらに、アメリカのNACE(National Association of Colleges and Employers)の調査でも、インターンシップ経験者のうち約70%が内定を獲得していることが報告されています。

これらのデータは、インターンシップが就職活動において非常に有利であることを裏付けています。

参加するインターンシップの選び方

自分の興味やキャリアプランに合ったインターンシップの見つけ方

インターンシップを選ぶ際には、まず自分のキャリア目標を明確にすることが重要です。将来どのような分野で働きたいのか、そのためにどのようなスキルや経験が必要かを考えましょう。その上で意識するポイントは以下の通り。

  • 職業理解ができるかどうか
  • 企業風土・環境が知れるかどうか
  • ご自身が身につけたい能力が身につけられるかどうか

具体例①:「食品業界と製薬業界の研究職で迷っている。どんな違いがあるのだろうか?」
→ 両業界の研究内容が知れるインターンシップに参加する。さらに、対面型で研究施設などが見学できるインターンへの参加で企業理解がより深まります。

具体例②:「プログラミングスキルを磨きたい」
→ 具体的な開発プロジェクトに参加できるIT企業のインターンシップを選ぶ。

具体例③:「リーダーシップやプロジェクトマネジメントの経験を積みたい」
→ チームを率いてプロジェクトを推進する機会があるインターンシップを選ぶ。

企業のウェブサイトやキャリアセンターの情報の活用、先輩や教授に相談し業界内で評判の良いインターンシップを紹介してもらうなど、自分のキャリア目標にあったインターンシップを探しましょう。

インターンシッププログラムの内容や企業文化の調査方法

  • 企業のウェブサイトやプログラムの案内資料
  • 口コミサイトやSNS、過去のインターン生のブログ
  • 企業説明会やOB・OG訪問:直接社員から話を聞く

インターンシッププログラムは上記ツールを用いて自分に合ったものを探してみましょう。

これはNG! なインターンシップ【私の体験談もお話しします】

  • 説明会のみのインターンシップ
  • 1Dayなど短すぎるインターンシップも期待をはずれる場合あり

まず「説明会のみのインターンシップ」は避けましょう。なぜなら、企業ホームページをご自身で見て学んだ方が早いからです。

私の体験談
実際に私も、HP(ホームページ)で最低ラインの予習を行なって説明会に挑みましたが、HP以上の学びを得られず時間のみ消費してしまった感覚に陥りました…

特に理系学生は学業/研究と両立しながらの就活だからこそ、インターンシップ参加は充実したいものです。上記で解説したポイントを意識してご自身に合ったインターンシップを見つけましょう。

インターンシップ体験談

実際に理系のインターンシップに参加した私の体験談

体験談①:私が求める企業/業界選びの基準が明確になった

私は大学院1年生の8月より就活を意識していました。当時、どんな職種に就こうか明確なビジョンを何も持っていませんでした。その中で、様々な職種のインターンシップへ参加していきました。具体的には ”CRO (治験) 業界”、 ”Webメディア 業界”、 ”出版業界” などです。これらインターンシップへの参加を通じて、「私が求める働く上での基準/軸」「働きたい業界/職種」を定めることができました。

体験談②:自分の弱みを知る→改善しようと努力できた

インターンシップの参加を通して自身の弱みを知れました。具体的にはグループディスカッショ(GD)を行なった際、「ファシリテーション能力」「積極的な発言」などが他の人よりも欠如していることを認識しました。この経験を通じ、本選考までにGDの経験を積むことやGDの戦い方(例えば、「まとめ役ポジションになる」「最初の話し合いの軸を定めるポジションになる」など)を考慮することができました。

私の経験上インターンシップへの参加は、「企業を知る」「自身を知る」絶好の機会となります。

私がインターンシップを通じて得た教訓やスキル

  • 企業理解
  • 視野の広がり
  • 自身の弱みの認識

改めて、インターンシップへの参加を通じて得られるものは大きく上記3点。まず説明会や見学会、座談会を通して企業理解に加えて、就活に対して視野を広げることができます。

具体的には、「他の企業/業界の研修施設も比較して決めたい!」 「フリーアドレス魅力的だな、賃金より働く環境大事かも」などです。

インターンシップに参加することで、今まで見えてこなかったあなた自身の ”企業選びの軸” を明確にすることができる機会になります。

また、私はインターンシップ参加で「自身の弱み」を認識する機会にもなりました。具体的には、グループディスカッション(GP)での立ち回り方が下手であることや、積極性の欠如などです。

インターンシップで認識した弱みを改善していく行動ができれば、本選考を有利に進めることができます。

まとめ

インターンシップは、理系学生にとって貴重な実務経験を積む機会でありキャリア形成において非常に重要。経験上、「企業を知る」「自分を知る」大きな機会となります。

また、インターンシップを通じて得た経験や成果は、就職活動の際に強力なアピールポイントとなります。企業文化や職場の雰囲気を実際に体験することで、自分に合った職場環境を見極めることも可能です。

ぜひインターンシップへ参加し、悔いのない就職活動を歩んでくださいね。応援しております。

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